転職ジャンルに限らず、アフィリエイトで稼ごうとしたときに、「1件100円」と「1件3,000円」の2つの案件があったときに、どちらも同じ難易度だったとしたら、後者の高単価案件を取り扱った方がいいよねという話はよく聞く話題です。
筆者も、つい最近までアフィリで稼ぐなら高単価!と考えてきましたが、いざ実際に取り組んでみると、そう単純な話ではないことが分かってきます。
つまり、転職アフィリエイトは、高単価かどうかではなく、別の指標で案件を選んだ方が稼ぎやすいよという結論となりました。
「来社」「電話面談」が承認条件のASP案件
いくら高単価であっても、発生した後で確定するまでのハードルが高いと、稼ぎづらいです。
確定までのハードルとは、ざっと解説すると、以下の「オンライン登録」と「来社登録」があります。
- アプリや求人サイト、派遣会社等のオンライン登録
- 転職エージェントや派遣会社の来社登録
オンライン登録とは、広告を出す企業へ来社などをしなくても、申し込みさえあれば成果が発生する案件のことです。
たとえば、アルバイト系であれば、転職よりも行動する動機付けがたくさんありますし、手軽に登録できるため、低単価ですが成約はさせやすいです。

一方、来社登録が条件となると、申し込みがあって発生したとしても、約束の日時に本人が来社しなければ、非承認となり報酬を受け取ることができません。
「電話面談」による本人確認を確定条件としている案件は、「来社」よりはハードルは低いものの、オンライン登録よりはハードルは高いと言えますね。

一都三県の成果対象地域が狭いASP案件
転職ジャンルで言えば、「IT・Web系」「フリーランス系」「保育士系」などは高単価が多いものの、一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)以外の地域からの成果を非承認としている案件が多く、これもハードルを上げている要因になっています。
アフィリサイトでキーワードに地域を絡めるのは鉄板ですが、一都三県だけとなると、地域ワードを絡めた集客が困難となるからです。

承認率が異常に低い?な案件も多い
ここでは個人の感想レベルの解説になってしまいますが、筆者の経験上、やたら高単価な案件は承認率が2~30%程度と低いケースが多いです。
冷静に考えて、成果を挙げている特定のアフィリエイターに特単を出すのは例外として、競合他社よりも高単価に設定している広告主の意図として、少ない予算でアフィリエイターに宣伝してもらおうとしているように思えてなりません。

アフィリ初心者が上記のようなダークな案件を見抜くには、まずライバルサイトを徹底的に分析することがもっとも近道です。
高単価で承認率の低い案件というのは、アフィリエイターから避けられているため、必然的に露出度も低めになるからですね。
まとめ
転職に限らず、アフィリ案件は高単価であることに越したことはないですが、その分成約や確定するまでの道のりが険しくなるよというのが、本記事でお伝えしたかったことです。
「でも、低単価の案件じゃ稼げないじゃないか!」と思われるかもしれません。
しかし、たとえ初期単価1,000円のASP案件だったとしても、獲得件数が伸びれば3~5倍の特単が出ることも決して珍しくありません。

たとえば、特単3,000円なら、月10件獲得でも3万円、月50件で15万円の発生金額となります。
「転職+アフィリエイト」などで検索すると、高単価で稼ごう!みたいな記事を見かけますが、やってみるとそうカンタンではないことはすぐに分かります。